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梅雨時の湿度&低気圧が起こす不調と食事でできる対策★レシピ「わかめと小豆入り5分搗きごはん」
日本は高温多湿でジメジメした期間がとても長い地域。
湿度が高いことは肌にはとてもいいのですが、内臓には大変負担になります。
梅雨になるとなんとなく重苦しい、だるい、頭痛がひどくなる、うつ症状がひどくなる、古傷が痛むといった症状がでることがありますが、これらも全て湿度と関係があるのです。
■ 湿度や気圧は体調に影響する
洋医学に「湿邪」という言葉があります。
文字通り「湿度」が「邪魔」をして体に変化が起きることを表しています。
雨が降る前の日などで気圧が下がってくると、内耳のセンサーがそれを察知して、自律神経のうち交感神経に連絡が行きます。
交感神経が刺激されると、ヒスタミンという物質が体内で作られます。
これが体調不良の原因となってくるのです。
自律神経の乱れは内臓の中でも腸にもっとも影響を与えます。
そのため、自律神経のバランスを整えるためには、十分な睡眠と適度な運動、そして腸内細菌が喜ぶ食事をすることが大切なのです。
■ 食の三原則を心がけよう
日本人の適応食は、お米と野菜中心の食事です。
できれば一物全体食で、まるごとの「玄米食」が理想ですが、胃腸の働きが落ちている時は分搗き米や雑穀米にするなど、自分の心が喜ぶ食事を心がけることが大切です。
また、身土不二という考え方があるように、旬のものはその時の体調を整えてくれる働きがあります。
梅雨時はスナップえんどうやインゲンなど、サヤに入っている豆類がとれる季節です。
穀物や豆類は、タンパク質やビタミンB群などをしっかりとることができます。
ビタミンB群が不足すると、だるさや疲れの原因になってくるので、梅雨だけでなく、一年を通してしっかりとるように心がけてください。
■ 体の中にたまった水分を出そう
体の中の水分を出す臓器は腎臓です。
日本人はそもそも腎臓の機能が低下しやすい人種といわれていますので、梅雨だけでなく、普段からしっかり水分を出す食生活を心がけましょう。
そのためには冷やさないこと。
腎臓は冷えに弱いので、機能が低下しやすいのです。
腎臓の機能を上げる食べものとして良く聞かれるのは、小豆やハトムギ。
また、ごぼうや菊芋に多く含まれているイヌリンという成分には、腎臓を活性化する働きがあると言われています
ごぼうの梅煮や梅和えなど、食欲増進や殺菌効果のある梅干しと旬のものを合わせて食べていただくのもこの時期オススメです。
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美味しい料理を楽しみながら作って、体に良いものを取り入れ、梅雨を快適に過ごしましょう。
それでは、今回のレシピをご紹介します。
■わかめと小豆入り5分搗きごはん
エネルギー323kcal 塩分0.2g(1人分)
–材料(4人分)–
5分搗き米:1と1/2カップ
小豆:1/2カップ
水:2と1/2カップ
白煎りごま:20g
カットわかめ:4g
–作り方–
- 米と小豆を洗い、分量の水に浸けてから圧力鍋で炊き上げます。
- カットわかめは戻しておきます。白ごまと一緒に、炊きあがったご飯に混ぜます。