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保存がきく伝統食材のパワーを上手に取り入れよう!★レシピ「ひじきと大豆と彩り野菜のサラダ」
2023.07.08
ここ数年、備蓄できる食材をストックしている家庭が増えているそうです。
お腹を満たすことも大切な目的ですが、できれば栄養バランスがとれているものを備えておきたいですよね。
今回は、保存がきくオススメの伝統食材とメリットをご紹介いたします。
ビタミン・ミネラルが凝縮された「乾物」
保存がきく食材といえば、まず思いつくのが乾物ではないでしょうか。
切り干し大根、ひじき、干し椎茸、高野豆腐などを常備されている方も多いと思います。
乾物は暑さに弱いので、夏を越えてしまうと味も落ちてきます。
お手元にある乾物は、本格的に暑くなる前に、旬の食材と一緒にさっぱりと召し上がっていただくのがオススメです。
高野豆腐は豆腐を凍結して乾燥させたものなので、ビタミン・ミネラルが濃縮されています。
また、レジスタントプロテインという、食物繊維の水溶性と不溶性と同じような働きを持つ植物性たんぱく質が多く含まれます。
高野豆腐は煮物だけでなく、お肉の代わりにそのままフライにしたり、細かくしてひき肉のように使うこともできます。ぜひ色々な料理に使ってみてください。
衛生対策や食欲がない時に「梅干し」
暑くなってくると気になるのが食中毒。
そんな時は、梅干しや梅酢を上手に活用しましょう。
例えば、おむすびを作る時に梅干しを真ん中に入れて握るのではなく、種をとり除いて包丁でたたき、梅酢を少しかけてからご飯と混ぜる方が、全体的に殺菌効果が期待できます。
殺菌効果を考えると、減塩梅干しよりも、昔ながらのしょっぱい梅干しの方が良いです。
また、梅干しを使った料理は、食欲がない時にもオススメ。
・切り干し大根とひじきの梅和え
・ひじきときゅうりの梅和え
など、先ほどご紹介した乾物と合わせるだけで、夏にぴったりの副菜になります。
切干し大根は、戻して水気を切り、食べやすい長さに切るだけでそのまま使えます。
ひじきにもミネラルや食物繊維がたっぷり含まれていますので、腸内環境を整えたい時にとりたい食材です。
芽がでる「お米」は栄養豊富な保存食?!
お米は、冷蔵庫で保管するなど、保存方法によっては長く食べることができる食材。
長期保存ができる真空パックで売られているものや、炊いたごはんのパックや缶詰、アルファ化米などもありますよね。
栄養素を考えると、白米よりも玄米の方がオススメです。
玄米には、ビタミンE、ビタミンB群、鉄、マグネシウム、カリウム、マンガン、亜鉛などのビタミン・ミネラルが含まれるほか、食物繊維、イノシトール、フェルラ酸、γ-アミノ酪酸(ギャバ)などのさまざまな健康成分が含まれています。
玄米が食べられない時や食欲がない時は、玄米雑炊にして梅干しと一緒に食べたり、リゾットやチャーハンにするのも良いでしょう。
腸内細菌が喜ぶ「発酵食品」
発酵食品も長期保存できる食材の1つ。
ただし、加熱殺菌されたものなど、消費期限が短い商品もありますのでご注意ください。
やはり召し上がるなら、体によい菌が生きているものがオススメ。
菌が生きている元気な発酵食品は、消化を促してくれたり、腸内環境を良好な状態に保ってくれたり、私たちの強い味方になってくれます。
加熱殺菌されていても、発酵の力で増えた栄養素をとることができますし、消化・吸収がしやすくなっているというメリットがあります。
日本の国菌「こうじ菌」で作られた味噌汁や、ぬか漬けなど、日本の伝統的な発酵食品がオススメです。
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それでは、今回のレシピをご紹介します。
■ひじきと大豆と彩り野菜のサラダ
エネルギー60kcal 塩分0.2g(1人分)
–材料(4人分)–
ひじき:10g
切干し大根:10g
赤ピーマン:35g(正味)
水菜の葉:20g
大豆(ゆで):40g
【A】
醤油:小さじ2
レモン汁:大さじ1
ピーナッツペースト:大さじ1と1/2
–作り方–
- ひじきは水で戻してから下ゆでをします。切干し大根も戻して水気を切り、食べやすい長さに切ります。
- 赤ピーマンは縦半分に切ってから千切りにします。水菜は葉を2cmくらいに切ります。
- 【A】の材料を混ぜ合わせ、”1″と”2″と、大豆を加えて和えます。
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